また片思いの話
5月21日
5月病で元気が出ない。なにもないなになんだか悲しい。その上胃腸や調子も悪い。
という感じでうだうだしていると、彼が、元気ないなら食事行こうぜ!とご飯に誘ってくれる。
正直そんな気分ではなかったのだが、誘ってくれたことがとても嬉しくて誘いに乗る。
だが食事中に腹の具合が悪くなり、青ざめる。
なんとか食事を終え、帰ってくる。
果たして具合が悪い私(Sは気づいていないようだ。良かった)といて楽しかったのか。
断るべきだったかも、と後悔。
5月27日
胃腸の不調は続いている。
先週のリベンジ、と思い、次は私から食事に誘ってみる。快く了承してもらえたのだが、なにを食べたい?と彼に聞いてみると「牡蠣か肉が食べたい」と言われてしまう。
牡蠣…胃腸の調子が悪い時には絶対に食べてはいけないものの一つ…なのだが、
こちら側から食べたいものを聞いた手前、断りきれずに、牡蠣料理屋に行く。
牡蠣を食べている間はなんともなかったのだが、その後のバーで水下痢の兆候を感じ、先週同様青ざめる私。
結局酒に酔って具合が悪くなったふりをして、解散。
6月3日
前回、前々回の失敗を繰り返さないために、この日は胃腸の休息デーとした。
最近毎週会っていたので、すっかり彼と会うことが習慣化してきていて、会えないとなるとグッと寂しい気持ちにもなったが、
街をふらついたり、なんだかんだ暇を潰して過ごして誘わずに済む。
と、帰宅しのんびりしていると6時ごろに彼から「ご飯食べた?」とのLINEが。
その時間には夕食は食べ終わっていたし、朝から歩き回って顔もボロボロなので、残念ながら断った。
思い切り無理をすれば会えないこともなかったが、無理してあうとロクなことがない、と前回前々回のデートでわかったので、今回は無理するのやめといた。
ひとつわかったことがある。
いつも私から食事に誘ってしまっていたのだが、私から誘わなければ、彼から誘ってくれるのだ。